03 海洋事業 M.N 海洋学研究科出身 2009年入社03 海洋事業 M.N 海洋学研究科出身 2009年入社

ミッションミッション
多様な漁具の提案から
アフターメンテナンスまで

入社後は一貫して、大手水産会社など国内の民間漁業者に対して漁具資材を販売する海洋営業部第二チームに所属し、遠洋漁船が使用する漁具を取り扱ってきたM.N。漁具とひと口に言っても漁網、うき、おもり、ワイヤー、金具など多岐にわたる。その中でM.Nの主力商材が「海外まき網」だ。遠洋でカツオやマグロを漁獲する大型まき網船で使用される漁網で、深さ250~300m、1周の全長が2kmにも及ぶ巨大な網である。1年以上にわたる漁に耐えられる強度で設計するのだが、厳しい自然環境の中では計算通りにいかないこともあるという。
「図面をもとに打ち合わせを重ねても、実際に漁で使用してもらうまで結果はわかりません。非常に高価な商品ということもあり、不具合が出た箇所を部分的に取り替えながら、改良、改造していくことが一般的です」。
納品後のアフターメンテナンスもM.Nの重要な任務となっている。

私の挑戦私の挑戦
現場の声に近づくため
失敗にめげず、食らいつく

アフターメンテナンスで重要なのは、担当するお客様の船が帰港し、再び出港するまでの1週間。この短期間で漁具資材の追加注文の他、船員から漁網の調子や不具合を聞き取り、修理を施すことになる。
「網の改良・改造は、実際に網を使用する船員さんの感覚をもとに行います。不具合が出やすい箇所を違う材質や太い糸の網に入れ替えていくのですが、新人時代は、職人気質で無口な方が多い船員さんたちのニーズをうまくすくい上げることができませんでした」。
早くも2年目には先輩の担当企業を引継いだM.Nだが、最初の頃は分からないことだらけ。網をうまく改良できず、頭を下げたのは一度や二度ではなかったという。
「それでも、先輩の手伝いをしたり、指示通りに動いているだけでは、いつまでたっても仕事を覚えないし、漁具の知識も身に付きません。ミスをしてもへこたれず、訪問し続けました」。

成長と課題成長と課題
網の状態を共有することで
お客様との絆を深める

船が入港すると、岸壁で網を広げて修理することもあるのだが、M.Nも商品知識がついてくると修理作業に立ち会うようになった。時にはM.Nも船員たちと一緒に網を縫うのだが、漁の現場で網を修理している船員ほど縫製技術があるわけではない。
「あくまでもサポート役として参加していますが、修理作業に何度も立ち会い、修理箇所を見定め、作業を進めることで、網全体のイメージがつかめるようになり、着実に網の見方を身に付けることができたと思います。実際、網の部分ごとの材質や糸の太さ、網目の大きさについて質問された時、図面を見ずに即座に答えられるようになり、『今回の修理で網が良くなったよ』と褒めていただいたこともあります」。
年に数回しかない船員たちと会えるタイミングで共同作業を行うことで、商品知識や業務経験の蓄積に加え、お客様との信頼関係も確実に深まっている。

ニチモウの強みニチモウの強み
海の総合商社として
オンリーワンの存在感

学生時代、魚に関する勉強をしていたM.Nが、ニチモウに入社する決め手となったのは、魚を獲るところから食卓まで、海に深く、幅広く関わることができると感じたからだ。
「漁網専業メーカーは国内に数社ほど。その中で漁具全般から水産食品まで幅広く扱う“海の総合商社”という特別な存在が魅力的でした」。
実際、ニチモウほど漁場から食卓に至る様々な角度から水産業をカバーしている企業は世の中にほとんどない。
「海や魚を身近に感じられる今の仕事にやりがいを感じています。国内向け海外まき網ひとつとっても奥が深い商品で、まだまだ覚えることは多いのですが、当社には近海でアジやサバを獲る『近海まき網』もあり、同じまき網でも設計や仕様が全く異なります。海外市場を拡大していく方針もありますので、積極的にキャリアの幅も広げていきたいですね」。

Column
入港・出港前後の仕事の流れ

  • 帰港1週間前
    帰港の連絡

    取引先から帰港の連絡と、漁具資材の注文を受ける。入港までに商品の手配と配送の段取りをつける。
  • 帰港当日
    船を訪問

    まず、現場トップ(船頭)と打合せ。網や漁具の調子、不具合、要望をヒアリング。続いて甲板長との打合せでは、注文内容や注文資材配送日の確認。課題を確認し、商品の提案も行う。
  • 帰港3~4日目
    積み込み

    注文資材を積み込む(帰港先の漁協や問屋の方が対応)。追加の資材がある場合は追加手配し、配送日を報告。
  • 出港(帰港から約1週間後)
    お見送り

    次の帰港に備えて段取りや追加注文を確認し見送る。1ヶ月以上の操業が再び始まる。時には漁場から直接かかってくる衛星電話に対応することも。