社長挨拶

President Greeting

「サステナブル経営」を通じて
豊かで健康な生活づくりを支え、
社会とニチモウグループの
未来への航路を拓きます

ニチモウ株式会社 代表取締役社長 松本和明

ニチモウは、1910年(明治43年)の創業以来、「会社は社会の公器であるとの精神に立ち、業界をリードする技術とサービスをもって広く社会の発展に貢献する」ことを経営理念として、長年にわたり漁業・水産業界を主たる事業領域としてみなさまに支えられながら事業を展開してまいりました。

「日本の未来の食生活を支えること」を我々が担う社会的責任の一つととらえ、世界の水産物を日本の食卓に届けるビジネスを展開するとともに、関連する一切のサービスを提供する漁業・水産業のビジネスサポーターとして企業運営を進めております。

しかし、現在当社を取り巻く環境は、水産物需要の拡大による獲得競争の激化、日本近海における漁獲量の低下、人手不足や各種原料価格の高騰によるコストの上昇などに晒され、それ以外にも自然環境の保全、労働環境・生活スタイルの変化、ガバナンス強化など様々な社会課題への対応をより強く求められております。

このような状況の中でも日本の食卓に継続的に水産物を届けていくために、例えば、養殖事業や環境に配慮したサステナブルな漁具資材など、時代の変化にも柔軟に対応し、かつ様々な社会的要請に応え続けてまいりました。

将来も持続的に成長する企業であり続けるために、2026年3月期を初年度とする3ヵ年の「第140期中期経営計画(Breaking Through Toward 2028)」を策定いたしました。この計画は、「浜から食卓までを網羅し、挑戦の歩みを未来へ」という当社グループのパーパスを具現化していくものです。我々の強みは100年以上の時代の変化にも柔軟に対応してきた「挑戦の歴史」にあり、現場で培われた「経験」をもとに、「技術とサービス」を提供し、未来へ新たな価値を創造する企業を目指すものであります。

また、喫緊の課題であった東証プライム市場の上場維持基準を2024年3月期にすべてクリアいたしました。今後ともステークホルダーのみなさまから継続的に信頼を得られるよう、これまで以上に情報開示の充実に努め、本サイトでも積極的な発信を続けてまいります。

今後とも当社グループは、未来の“豊かな生活”を支えるために、いつの時代も“浜から食卓まで”の事業領域をカバーし、漁業・水産業に関わる唯一のプラットフォーマーである続けるとともに、多様化する時代においても持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

ニチモウ株式会社
代表取締役社長
青木 信也